リズムについて。

リズムが取れない。間(ま)がわからない。なぜでしょうか。どうしたらいいでしょうか。こういった質問を受けることがよくあります。

これは、リズムを「タイミング(テンポ)」と「長さ」というふうに、思考で捉えていることに問題があります。

リズムというのは、「連続した波(ビート)」の中に存在する、「点」のひとつひとつをつなげたものに過ぎません。

リズムを「連続した波の中にあるもの」と捉えるためには、思考で捉えるのではなく、呼吸や体の動き、イメージや言葉で捉えることが重要です。

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人や動物の本能というのは、意識を集中するとき、無意識に呼吸を止めたり、浅くすることがあります。(ネズミを狙う猫を想像してみてください。)

音楽の場合は、集中が必要なときほど、息を止めることはありません。

オーケストラの指揮者が、第一楽章の一振りをまさに下ろす瞬間、オーケストラの団員が、呼吸を止めているでしょうか。ソプラノ歌手が、長いカデンツァを歌い終わったあと、アリアを歌い始めるときに、伴奏者のピアノが息を止めていたらどうなるのでしょう。

もし、メトロノームを使って練習するとしたら、まずこの呼吸を感じながら手を叩いてみてください。

一例として、M.M.80くらいのゆったりしたテンポで、4拍で吸い、4拍で吐くを繰り返し、1拍ずつ手を叩くというような単純な練習です。

次第に手の動きも、連続した動きの中でリズムが作られるように感じられるでしょう。その手の動きが、ピアノの鍵盤や、ギターの弦を鳴らすのです。波のある呼吸の中での、連続した動きがあり、その波の中でリズムが作られるように感じると、それが聞いている人の意識に伝わります。

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