パソコンやインターネットは、形をどんどん変えていくアメーバのようなものです。流行り廃(すた)りもあるでしょう。もちろん日進月歩、秒進日歩と言われるほどの技術革新の賜物でもあり、私たちは関わる人々の努力の推移を日々見せつけられているわけです。

パソコン用語や使い方を多くの人が飲み込めないのも無理はありません。ぼくは、最近クルマを買い替えたのですが、そのクルマには、キーの差込口がありません。ボタンを押すと、灯りがともります。以前のようにキュルキュルキュルっとエンジンスターターが回るわけでもありません。

パソコンも、いずれはキーボードはふだん使わないで、テレビと区別できなくなるでしょう。リモコンでピッとやれば、登録したボタンで画面にヤフーが映し出されます。自動的に動画のニュースが流れるようになるでしょう。広告も相変わらずポンポン表示されることでしょう。

見せつけられている方としては、ついていけない、わからないという方が多いのも事実でしょう。実は現代は、この分野においては、すべての方が、あなたを含めて、パイオニア(開拓者)なのです。こうした状況は、初めての土地でどうすればいいのかわからないのと同じなのです。あとから来た方には、ほんの数ヶ月早く着いた人も先住民も見分けはつかないものです。

年齢もそれほど大きな要素ではありません。それぞれが別々の能力を持っています。それを生かす未来は同じテンポで時を刻みます。残り時間を気にする必要は全くないのです。

2018年9月21日に改訂。

情報には、二つの種類があります。

一つ目は「フロー情報」と言います。これは、ニュースやうわさ話のように日々現れては消えていき、やがて人々の記憶から消えてしまいます。

二つ目は「ストック情報」です。これは、Wikipediaやデータベースのように何度も読み返されます。ただし、このような100%のフロー情報、100%のストック情報というのは存在しません。何を聞き流し、何を読み返すのかは、個人によって一人ひとり違うからです。

今、インターネットの世界では、膨大な情報がやり取りされ、まるで「源泉かけ流し」の大きな湯船のような状態になっています。もともとインターネットは「情報を共有しよう」という取り組みから始まったものです。それがいまや単に情報の取り出し口ではなくて、生活に欠かせないインフラの一部になりつつあります。情報が、空気や水のような生活の資源に変わりつつある時代だからです。

情報そのものには「形」はありません。「実体がない。」といったほうがいいでしょうか。湯船のお湯のように、すくっても指の隙間からこぼれ落ちます。

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実は、経済も似ています。お金ですね。実体はないんです。紙幣や貨幣があるじゃないかというでしょうが、あれは見せかけの実体です。経済システムの中で流通するための媒体として存在するのが紙幣であり、貨幣です。社会を湯船に例えれば、お金がお湯のように見えませんか。

このように、インターネットも、経済も、温泉宿の湯船のようなものでもあります。何事もなければ、あたたかいお湯につかることができます。何事もなければ・・・。さあ、ゆっくりあったまってくださいな。おや、湯冷めしましたか?

パソコン教室を始めた当初から、自然発生的にITコンサルタントのような仕事を受けることもあった。初歩の初歩から時間をかけて、じっくり習おうという人の方が実際には稀だ。

【事例1】

ワードを教えてほしいと来られた方が、やってみると簡単な文書作成ならささっと出来てしまう。タイピングも特に遅い方ではない。不思議に思って、どんな仕事をしているか尋ねてみた。会社の事務をやっているという。一番大変だったのは、宛名印刷だという。文書を一つ一つチェックして、必要なところを書き替えては、印刷する。200枚ほどを丸一日かけて印刷したそうだ。

「それ、差し込み印刷で簡単に出来ますよ。」というと、「何ですかそれ?」と言われました。レッスン後、今度は「ヒマになって困った。」と言われました。もちろんヒマに感じたのは最初だけで、時間を有効に使われたと思います。丸一日かかった文書印刷が30分で終わったそうです。

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【事例2】

別のある方。ある医療現場でチーフを任されるようになって、月末になると、勤務表を作るのが大変だという。必要人数を揃えないといけないので、人数チェックをしながら、パートだけにならないように、月の時間数が越えないように割り振りを考えて、結局忙しいので家に持ち帰って夜遅くまでかかって、前の月のエクセルの表をコピーして、作り直していた。

エクセルを教えてください。ということだったが、やはりこの方も、入力は出来る。それなら、ひな形を作って自動で集計できるようにしましょうということになった。この方のようにせっかくエクセルを使っているのに、同じ手間を繰り返して手作業でするのとあまり変わらないことをやっている方は多い。人数チェックも表示の色を自動的に変えることでチェック漏れを防ぐことができ、あっという間に集計もでき、急な変更にも応じられる勤務表が出来た。

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本当です。パソコンはぜんぜんむずかしくありません。
突き詰めれば赤と白の旗。0か1かの世界です。
オンとオフ。それしかありません。

パソコンは迷いません。
正しく操作すれば、正しく動作します。
計算はいつもどんぴしゃりです。

超高速でオンとオフ。飽きもせず繰り返します。

むずかしいのは、いつも人間の方です。
人間は迷います。人間は止まります。人間は考えます。
優柔不断に見えるほど、悩み、考えることがあります。
実はパソコンより、人間の方ができることがはるかに
多いのです。だからむずかしい。だから人間なんです。

パソコンと人間はそういう意味でとても対照的です。
人間がパソコンを使うということは、
対照的な「二人」が共同作業をすることです。

どう向き合うかが問題です。
そのためには、すべてを理解しないといけない
と思わないことです。

野球のルールを知らないときは、
キャッチボールを楽しんだらいいんです。
パソコンで、まず何ができるかを知り、
ひとつひとつの断片でいいので、利用することです。

あなたが何をしたいかをまず考えましょう。
今、できることを実践しましょう。
そこにパソコンとの共同作業でできることを見つけたら、
一度に全部ではなく、断片を試みてください。
パソコンを使うことによって、
必要以上に時間を浪費しないことです。

インターネットで調べものをしたら、
すぐに元の作業に戻ってかまわないのです。
エクセルを開いて単純な計算だけをしたら、
別のソフトを開いてもいいんです。

すべてを知り、すべてを利用することはできません。
野球がどんなに好きでも、あなたは
バッターボックスに立ったら、ボールに触れません。
パソコンを使うとき、役割はいつもひとつです。
いつもひとつに専念することです。

あなたは、ゆっくりと確実に成長します。
それこそが共同作業の成果なのです。

基本、私は「めんどくさがり」です。

めんどうなことは避けて、楽をしたい。

それで、パソコンを使ってるってとこがあります。

一方で、好奇心というのも、あるにはあるんですね。

探求心とまではいかない、ちょっとした好奇心です。

ちらっとのぞいて、面白ければやってみる。そんな感じです。

探求心のある人、深い人は、「やらねば。」に傾くと思うんですね。

私は自分にあっていて、できれば、やる。できなければ、やらない。

できたとしても、自分にあっていないと思ったら、無理はしない。

ただ幸いなのは、そんなに飽きっぽくはないかな。

たぶんね。無理をしてやろうとすると、飽きちゃうと思うんですよ。

無理はしない。そうなりそうなことには手を出さない。

だから、自分にとって飽きないことだけをずっと続けているんです。

それが、音楽だったり、パソコンだったりします。

無理をしない人にとっての、パソコンは便利道具なんです。

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