日々、アトラクション。

年齢を重ねるというのは、人生での最大のアトラクションだ。

ジェットコースターがバックできないのと同じように、時間は戻せない。

衰えていく。出来ないことが増えていく。そう呪文のように唱えていたりする。

だがまてよ?と思う。

なかなか、新しいことを覚えられなくなった。・・・もともと記憶力のいいほうではなかった。

体力が落ちてきた。・・・そう感じる同じ場面で、若い頃は、鍛え方が足りないのだと考えていた。

ぼく自身で言えば、十代、二十代の頃は、いつも息苦しくて、疲れやすかった。むしろ、今、息苦しくもなく、元気だ。

見た目の変化は著しい。青葉が枯れていくごとくだ。それは事実だろう。

青葉は腐れやすいし、虫に食われる。常に生長しているため、養分を必要とする。

枯れゆく葉は、落ちるまでは続く命だ。虫にも食われない。生長も穏やかで、急がない。

どちらがいいということではない。単なる変化に過ぎない。

老いが深まるほど、老いを恐れない。それはそうだろう。若いときは老いは現実でも事実でもないからだ。老いた今、老いは現実であり、事実だ。

死が近づくほど、死を恐れない。これはどうだろう。枯れ葉の枝が風で揺れるたびに、意識は深まるのかなとは、思う。