ボイストレーニング#2「鼻腔(びくう)」

あなたは「ガイコツ」を思い浮かべることができますか。あえてここに画像は載せませんけども。

ガイコツは正面から見ると、大きな穴がいくつかぽっかりとあいています。

上に2つある大きな穴は眼窩(がんか)といい、左右に目玉が入る穴です。

その眼窩の下に逆ハート型に見える穴が鼻です。

ガイコツを横から見ると、鼻の突起はありません。人の横顔を見ると、一番前に飛び出ているのは、鼻なのに、どうしてでしょうか。

実は、鼻の突起を作っている骨は軟骨なので、ガイコツにはありません。

それに、思っている以上に鼻の奥には広い空間があるのです。

その顔の中心にある、広い空間を「鼻腔」と言います。

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空間というくらいですので、ふつうは空洞になっています。

空洞の内側は匂いを嗅ぎ分けたりするヒダがあり、鼻から吸った息から細菌が体内に入り込むのを防ぐために、粘り気の強い液体が常に分泌されています。

余分な液体は、口の中や喉の奥から食道に流れますが、その流れが滞ると「鼻づまり」になり、分泌がうまくいかなくなると炎症を起こして「鼻炎」になります。

私は耳鼻咽喉科の医者ではないので、あくまで推測ですが、鼻炎になると、細菌が体内に入りやすくなり、風邪をひきやすくなったり、口臭がきつくなったりすることは確かだと思います。何より、慢性的に鼻づまりになりますので、息がしづらいということになります。

日本語には鼻腔を響かせる発音が極端に少ないという特徴があります。「音楽」を「おんがく」と発音するときの「が」のような鼻濁音がある程度です。

そのためか、日本人は鼻腔の響きにあまり関心がありません。鼻炎になって息がしづらくなっても、鼻毛の処理は気にはなるけど、鼻炎で医者に行く人はあまり見かけないように思います。

鼻の健康にとって、一番の大敵は「乾燥」です。起床後、就寝前の「鼻うがい」「鼻洗い」はぜひ習慣にしましょう。洗面器にぬるま湯をためておいて、時間をかけてゆっくりすれば「つん」ときません。それでも「つん」とくるのが苦手な方は、専用の器具や溶液もあるようです。加湿器、マスクの着用なども効果があるかも知れません。

実は前回書いた「お風呂での湯船につかって腹式呼吸」というのも、湯気を鼻で吸うことになるので、鼻炎の予防になります。

この鼻腔の響きが歌や、楽器の演奏に欠かせないものになります。その辺の話は次回にしたいと思います。

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ボイストレーニング#1腹式呼吸