ペーパーレス社会はどうしたら実現できるか

投稿者: | 2016年7月19日

紙は、軽く、薄い。印刷された文書なら、サッと取り出せて、サッと見てもらえる。折りたたんでポケットにも入るし、要らなくなったら簡単に捨てられる。人類の文明の歴史は紙とともあった。これまでに記録された文字が歴史を証明してきた。紙は、残し、広める役割を担っている。記録以外にも紙は使われ、装飾品や包装として、またティッシュペーパーのように消費される紙もある。

言ってみれば、紙を使い、紙を消費することは、長い年月の間に人類が欠かさず行ってきた習慣でもある。そもそも紙は「便利なもの」であって、「悪しきもの」ではない。悪くもなく、間違ってもいない習慣をやめるということは困難だし、紙を使い、消費することに誰にも罪の意識はない。

ではなぜペーパーレス社会を考えるのか。ひとつには「無駄」である。かつてはITによって、ペーパーレス社会が加速すると思われていた。ところが、簡単にコピーできるということもあって、紙の消費は増えている。日本製紙連合会のホームページを参考にしてほしい。ビジネスの現場では大量の資料が紙に印刷され、消費されている。紙の消費量を原材料であるパルプのとれる木材で見ると、いったいどれくらいの木材が消費されているのだろうか。

もう一つは検索性である。1冊の本にまとめられていて、索引や目次がしっかりしていれば、本の検索性は常に1面しか見通せない電子文書に比べると、非常に高いといえる。しかし、資料が膨大なものになると、検索性、閲覧性はぐっと落ちてくる。ところが、インターネットともなれば、世界中の情報を1台のパソコンから検索することができる。この違いは大きい。

ペーパーレス社会はどうしたら実現できるだろうか。

情報の共有化が今よりもっと進まないといけない。まったく同じか、似たようなデータがあちこちにコピーとして存在する。そして、そのコピーは増殖しては消えていく、その繰り返しが今、起きている。例えばニュース。一度配信されると、あちこちのサイトでコピーが生まれる。ただし、こうしたフロー情報は鮮度がすぐに落ちていくため、しばらくすると、ひとつふたつと消えていく。そのうち、配信元すらわからなくなる。

コピーというフロー情報(次から次に生まれては、流れてすぐに消えていく情報)ではなく、Wikipediaのような共有できるストック情報(保存され、検索性の高い情報)が必要だ。有益なストック情報の多くは共有されず、ローカルに保存されている。たとえば、電化製品の取扱説明書などは、メーカーが個別にサイトに保管していて、基本的には紙媒体のコピーだから、検索性が乏しい。それに同じ文書の中に多言語のものが含まれている。これをまとめておくサイトができないか。著作物なども著作権があるため、個人がコピーを公開することは法律が禁じている。書籍の場合、出版社が持っている文書データが外部に流出することはなく、廃刊になった文書データが残っているかどうかは不明だ。各国の著作権を守りつつ、厳重に管理する世界的な中央機関が必要だろう。申し出があれば、世界中どこでも閲覧できる図書システムがあれば、人類の文明は飛躍的に向上するだろう。

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