「シュッ!」っていっても、それは・・・殺虫剤ではない。・・・マッチでもない。

左手の手のひらを自分で覗き込むようにして、その手のひらの上を右手の人差し指を伸ばして、スッと動かすしぐさをする。タブレットもしくは、スマートフォンのことらしいんだが、とっさにこのしぐさと「シュッ!」が口から飛び出すのだ。これって手話でもそうやるのかなぁ。

ある日、こんなことを言われた。「興味はあるんだけど、こんなことを誰に聞いていいのかわからない。」

電器屋に行くと、店員が近づいてくる。本当はそこでじっくり聞けばいい。店員もいきなり「こっちがいい。いやあっちがいい。」とは言わない。たぶん丁寧に教えてくれる。携帯ショップでもそうだ。でもショップに行くと、買わなきゃ悪いみたいな雰囲気になっちゃう。そういうのがぼくなんかも苦手といえば、苦手かな。

そこで、私がパソコンサポートかレッスンでお邪魔した時に、なんかのついでみたいによく尋ねられる。「うちやぁでも、使えっでしょうかな。」もちろんタブレットもスマートフォンも今となっては、パソコンやインターネットととっても近い存在で、サポートでもアドバイスでも、使い方程度のことなら、パソコン教室で扱っていいと思っている。遠慮はいらないよと伝える。必要なら購入のお手伝いもする。

だいたい、そういう方は、最初はそれぞれの違いがよく分からない。いったいパソコンや携帯電話と何が違うのか。中には、タブレットは全部iPad(あいぱっど)で、スマートフォンはiPhone(あいふぉーん)だと思い込んでいる人もいる。 だからといって決してアップルに詳しいわけではない。

タブレット等を買うと、インターネットもそれ専用に別料金が必要と思っている方は意外と多いようだ。自宅で既にインターネットを利用していて、無線LAN環境があれば、タブレットはWi-Fiのみで構わないのだが、このあたりも理解されていないケースがある。実際に自宅でしか使わないタブレットを、ショップのすすめるままに通信料のかかるプランで購入してしまった方もおられた。そんな方には、「お出かけの時に、地図アプリを使うと便利ですよ。バスの時刻表なんかもこれでわかりますし。」そんなアドバイスをして利用を広げていただければ、ラッキーだ。「2年後に無料のプランに変更しても、ご自宅では、そのまま使えますからね。」と。

最近は、見た目はパソコンそのものって感じのウインドウズタブレットや、カラー対応の高機能電子ブックリーダーなんかも加わってきたから、ますますややこしい。機能や性能がひとつひとつ違うのもこの分野の難しさだろう。

「ワードやエクセルがどうしても必要なら、ウインドウズかなぁ。」「WindowsRTとWindows8の違いは、何々・・・。」「本を読むだけならキンドルがいいですねー。」「YouTubeを見るだけならアンドロイドタブレットがいいかな。」「メールのチェックだけなら、型落ちの古い製品でも大丈夫。」という具合にやりたいことが絞られている場合には無難なオススメ商品がそれぞれにある。

買ったはいいが、どうやって使っていいかわからないという方も多い。使わないともったいない。セットアップの段階であきらめているケースも案外多い。そう、あなただけではないんだ。どうぞ遠慮なくお尋ねください。まったく使わないで、数年後使える保証はない。今、買った製品は、パソコンでもタブレットでも、使うのは、「今でしょ。」今使わないとどんどん陳腐化する。使いこなせれば、5年くらいは使える。10年使えると思わないでほしい。運が悪く壊れる製品は、だいたい1年前後で壊れる。確率的、体験的に1~3年くらいで壊れる可能性は高い。ショップの5年保証というのは、少々高くてもこの分野の製品に関しては永久保証と同じくらいの価値があると思っていい。

さあ、あなたも今日から「シュッ!」ってやりましょうか。