土があるっていいなぁーって、思う。
「おいしそうな土だなぁ。」と言うと、人は笑う。
こっそり、ぼくも空に向かって笑う。

そこに萌える草花があって、木が茂れる。
青空や雲が風を呼び、鳥とたわむれる。

田んぼや畑があって、竹が連なり、虫や、小動物が身を寄せる。

すべてはこの土と緑がかたちづくる。それは、いのち。

海や川、水辺が生命の母であると同時に、
土と緑が生命を育て、空間をつくる。
人は、どうしてこれをないがしろにできるのだろうか。

あなたの呼吸も、あなたの思想も、あなたの食べるものも、
ここから生まれ、消えてゆくのだということを
きっとあなたが死ぬまでに、そのことだけを知ってほしい。